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パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略

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こんにちは!起業家をビジョン実現に導くビジョナリーコンサルタントの廣田祥司です。

価格競争に巻き込まれずに高単価なサービスでも売り込まずに売れていく「売れる自分」になりたいと思いませんか?

その答えは、「パーソナルブランディング」にあります。

今回は、「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」というテーマでお話します。

パーソナルブランディングは、あなたを持続的成長に導き、そしてあなたを成功に導く最強のツールであり、「究極の資産」です。

私は、これまで3600人以上の起業家、経営者に出会い、コンサルティングを提供する中で、一時的に改善されても持続しない多くのケースを目の当たりにしてきました。

そこで、あることに気づいたんです。

成長の壁を突破して持続的成長を実現している起業家には、ある共通点があったのです。

その共通点とは、パーソナルブランドでした。

  • ホンダといえば何を思い浮かべますか?
  • 京セラといえば何を思い浮かべますか?
  • パナソニックといえば?
  • Appleといえば?
  • サイバーエージェントといえば?

ホンダといえば本田宗一郎、京セラといえば稲盛和夫、パナソニックといえば松下幸之助、Appleといえばスティーブ・ジョブス、サイバーエージェントといえば藤田晋、と個人の顔を思い浮かべたのではないでしょうか。

このように多くの企業が、パーソナルブランディングによって持続的に成長し、ビジョン実現に導かれているのです。

大企業でさえも、です。大企業でも初めはスタートアップ(ベンチャー)です。

あなたのビジネスが大きい小さいに関係なく、起業家であれば必須のツールということです。これは歴史が証明しています。

意識するしないに関わらずパーソナルブランディングなしに起業してゼロから偉大な組織になった事例はないでしょう。財閥系だったり大手資本だったり特殊なケースを除いては。

なにも大きな組織を目指しましょうと言っている訳ではありません。小さくても強い組織を目指すという考え方もあります。実際に私は後者です。

私も14年前に起業して現在は5社の経営に携わる現役起業家です。コネなしカネなしキャリアなしの凡人の私が今も現役起業家として活動できているのは、まさにパーソナルブランディングの重要性に早期に気づき実践した結果です。

パーソナルブランドは、すべての人に平等に与えられた「究極の資産」です。そして、パーソナルブランディングは、持たざる者にも実践できる最強の「弱者の戦略」なのです。

結局はヒトなんですよね。あなたが持つ価値を正しく伝えることでブランドになります。そしてあなたを成功に導く究極の資産となります。

その最強のツールをあなたが手に入れるために、まずはパーソナルブランディングの本質を理解しなければなりません。

そこで、今回は、「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」というテーマでパーソナルブランディングについてお話します。

1.パーソナルブランディングとは

まずは、パーソナルブランディングとは何かについてお話していきます!

1-1. ブランディングの語源と定義

今回のテーマ「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」を解説していく前に、まずは「ブランド」の語源(由来)についてお話しましょう。

ブランド(brand)の語源は、もともと古代ケルト語のbrandor(焼印をつけるの意)に由来します。

家畜の識別のために「焼印」を押すことを意味する英語のburnedから派生したものと言われています。

牛

放牧している家畜を自分のものと他人のものとで区別するために「焼印」を押したことから、「識別するための印」という意味合いを持つようになりました。

今では、ある特定の商品やサービスが消費者、顧客によって識別、差別化されているとき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶようになっています。

そして、ブランド(brand)にing(~すること)を付けて、ブランドに対する信頼や共感などを通じて消費者、顧客にとっての価値を高めていくことをブランディング(branding)と言います。

ではここで、マーケティングとしての視点でブランドとブランディングの定義を見てみましょう。

アメリカマーケティング協会(American Marketing Association)によると、

ブランドとは、ある売り手の商品やサービスを他の売り手の商品やサービスと区別するための名前、用語、デザイン、シンボル、その他の機能

と定義されています。

また、マーケティングの神様として知られるフィリップ・コトラー(Philip Kotler)によると、

ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせであり、ブランディングとは、製品やサービスにブランドの力を付加することである

と定義されています。

ブランディングは、日本では広告・宣伝といった手法論として語られがちです。

しかし、欧米ではマーケティングの上位概念として重要な戦略に位置付けられています。

今回のテーマの「パーソナルブランディング」は、ブランディングを個人にあてはめたものです。

次にパーソナルブランディングについてお話していきます。

1-2.パーソナルブランディングとは

では、さっそくパーソナルブランディングの定義を見ていきましょう。

パーソナルブランドは、文字通りpersonal(個人の)+ brand(ブランド)です。

私は、パーソナルブランドを

自分ならではの価値

と定義しています。

また、パーソナルブランディングは、ブランディングと同様に、personal(個人の)brand(ブランド)にing(~すること)を付けたものです。

私は、パーソナルブランディングを

自己を知り、自己を磨き、自分ならではの価値を他者に伝える一連のプロセス

と定義しています。

自分の価値を知って、それを明確に言語化して伝えることで、あなたは他の人と識別されたブランドになるということです。

私はこれまでいくつかの事業を立ち上げてきました。それぞれの事業で私の顔があるので、それぞれの領域で自分を明確に言語化して伝えなければなりませんでした。

そこを怠ると私はいったい何者なの?ということになってしまうんです。例えば、人から紹介されるときやFacebookでタグ付けされるときなど、相手に私の価値が明確に伝わっていなければ私の意図したように紹介されないということです。

あなたは、どんな言葉でタグ付けされたいですか?

ここまで、ブランディングとパーソナルブランディングの定義を見てきました。

ここからは、パーソナルブランディングについて、より深く理解していただきましょう。

1-3.セルフブランディングとの違い

パーソナルブランドコンサルタントいう仕事柄、「セルフブランディングとパーソナルブランディングってどう違うんですか?」とよく質問されます。

結論としては、セルフブランディングとパーソナルブランディングを区別することにあまり意味はなというのが私の見解です。

セルフブランディングとパーソナルブランディングの違いについて詳しくは、「セルフブランディングとは | 意味からポイントまで」で解説していますので、そちらをご覧ください。

2.なぜパーソナルブランディングが必要か?

続いては、パーソナルブランディングの必要性について詳しくお話したいと思います。

2-1.「モノ」や「情報」が溢れる時代

パーソナルブランディングが重要なのは今に始まったことではありません。

まさに今の時代だからこそ重要度が増しているのです。

なぜなら、パーソナルブランドが求められる時代背景があるからです。

1990年代半ば以降、インターネットや携帯電話の爆発的な普及にともなって、私たちは過剰なほどの情報の波に晒されています。

そのような中で私たちは顧客に価値のある情報を届けなければなりません。

氾濫する情報の洪水に飲み込まれてしまえば、存在しないも同然の状態になってしまいます。

他者に期待される自分ならではの価値、すなわちパーソナルブランドをしっかりと発信しなければ「選ばれない存在」になります。

選ばれない存在というのは、モノやサービスが溢れる現代において、あなた自身がコモディティ(差別化されない一般的な商品)化してしまって「売れない自分」になってしまうということです。

高度情報化社会の中で氾濫する情報の波に乗るか、飲み込まれるかは、あなた次第。つまり、あなたが自由に決めることができるのです。

2-2.VUCAの時代を生き抜くために

現代は「VUCA(ヴーカ)」の時代と言われています。

VUCAとは、

  • Volatility(変動性・不安定さ)
  • Uncertainty(不確実性・不確定さ)
  • Complexity(複雑性・煩雑さ)
  • Ambiguity(両義性・曖昧さ)

という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、アメリカで軍事用語として生まれました。

ひと言でいうと「予測不能な状態」を意味します。

ありとあらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増して、将来の予測が困難な状況にあります。

VUCAの時代だからこそ、私たちは「原理原則」に立ち返り「本質」を極めなければなりません。

元スターバックスコーヒージャパン最高経営責任者(CEO)で私のメンターである岩田松雄さんもこう言っています。

こうしたVUCAの時代だからこそ、「これからの経営」に必要なことは、まさに目新しさとは真逆の「原理原則」に戻り「本質」を極めることと考えています

ここで覚えておいていただきたいことは、このような時代背景にあって、本質的なパーソナルブランディングの原理原則が、ますます重要性を増していく、という事実です。

まとめ

ここまで、パーソナルブランディングの意味、そして、パーソナルブランディングが必要な理由についてお話しました。

ご理解いただけましたでしょうか?

インターネットの普及によって、大企業や限られた人だけではなく、ブログやSNSなどを使って誰もが自由に全世界にむけて情報を発信することができるようになりました。

(ブログをブランディングツールとして活用したいという方は、「ブログをブランディングツールにする3つのポイント」をご覧ください)。

情報の洪水の中に飲み込まれずに、情報の波に乗って自らのブランドを積極的に発信していきましょう。

誰もが自分のブランドをもつことができます。

そして、「あなた自身が、商品になる」ということです。

あなたの世界観に基づいた「あなたならではの価値」を探し求めている人がいるのです。

パーソナルブランディング、つまり、あなたがあなた自身を知り、あなたの世界観や価値を他者に伝えるためのコミュニケーション活動をおこなうことによって、競争に巻き込まれることなく集客できる「売れる自分」というブランドになりましょう。

そして、高単価なサービスでも売り込まずに売れていく「売れる自分」というブランドを築いて、戦わずして勝ちましょう。

より多くの人にあなた独自の価値を提供するために、パーソナルブランディングの第一歩を踏み出してください!

あなたを持続的成長に導く「最強の武器」を手に入れましょう。

パーソナルブランドは、あなたを成功に導く「究極の資産」です。

選ばれるブランドになるために…

最後に、私からあなたへ5つの質問です。

  • あなたは自分の市場価値を高めたくないですか?
  • あなたはまだ集客や競争に悩まされたいですか?
  • あなたは「選ばれる自分」になりたくないですか?
  • あなたはどんなキーワードで検索されたいですか?
  • あなたはどんな言葉でタグ付けされたいですか?

その答えは「パーソナルブランディング」にあります。


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