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成功とは何か? 豊かさとは何か? その意味を考える

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こんにちは!起業家をビジョン実現に導くビジョナリーコンサルタントの廣田祥司です!

「本当の豊かさって何だろう?」と疑問に思われている方は多いんじゃないでしょうか?

即答できる人は少ないと思います。

私もずっと考えてきました。今は明確な答えを持っていますが、ずっと答えを見つけられずにきました。

私は起業家を「成功」に導く専門家として活動していますが、こう疑問に思うことがあります。

世の中には成功法則の本が溢れかえっているのに、何で成功して人生の豊かさを実感している人が少ないんだろう?

多くの人は豊かな人生を送りたいと願って成功を追い求めますが、そもそも豊かさとは何か、成功とは何か、明確にしなければなりません。

人それぞれ価値観は異なります。どこかの誰かが決めた「成功法則」をあなたに安易に当てはめること自体がナンセンスです。

一般的に豊かさってお金があることを指すことが多いですよね。

でも、お金があっても幸せそうにしている人は意外と少ないのではないでしょうか? あなたの周りにも幸せそうに見えないお金持ちがいませんか? あーはなりたくないなと思うような…(笑)

お金をたくさん稼いで高級車に乗って、高級な腕時計をつけて、着ているものもブランドもので、いつも高そうなお店で美味しそうなものを食べて、何不自由なく人生を楽しんでそう…

でもなんか幸せそうには見えない。そんな人が周りにいませんか? 実は、以前の私がそうでした…

お金を稼いでお金持ちになっても必ずしも豊かになれないのはなぜでしょうか?

ご縁があってこのページを読んでいただいているあなたに豊かな人生を送っていただきたいという願いを込めて、今回は、「成功とは何か? 豊かさとは何か? その意味を考える」というテーマでお話していきたいと思います!

1.シャネルに学ぶ人生の真実

「成功」に向けて意識をフォーカスする前に、成功の類義語として一般的に使われる「豊かさ」について考えてみたいと思います。

1-1.「幸せな時間」の最大化

 

  • 成功して豊かな生活を送りたい
  • 成功とは豊かさを求めることだ
  • 成功して豊かな人生を送りたい

私たちは「豊かに生きる」ために成功を追い求めます。

しかしその「豊かさ」というのは、いったいどのようなものなのでしょうか?

例えば、ビジネスで成功してお金に満たされても我慢して嫌なお客さんに頭を下げて毎日イヤイヤ仕事しているような人が豊かだとは思えません。

また、家族との時間も充分に確保できず、たまに家族と一緒にいても仕事のストレスから開放されないような人が幸せだとは思えません。

そこで、豊かさの公式をご紹介しましょう。

豊かさ=経済的自由×時間的自由×精神的自由

経済的に自由でも、時間的自由や精神的自由がゼロかマイナスだったら、豊かさはゼロかマイナスです。

経済的自由・時間的自由・精神的自由、この3つを豊かさの「三種の神器」と言っても良いでしょう。

それぞれの自由が最大化されることが豊かな人生ということです。

このように、将来だけじゃなく今この瞬間も、経済的、時間的、精神的に自由な状態を増やすことを「幸せな時間の最大化」と私は呼んでいます。

そこで思い出すのが、ひとりの女性です。

貧しい少女期を過ごしながら、女性の生き方のスタイルを自分の仕事で変え、二十世紀で最も世界に影響を与えた人物の一人になった女性――ココ・シャネルです。

1-2.お金持ちの人と豊かな人

まずはココ・シャネルの有名な言葉からご紹介します。

コルセットは女の体を締め付けるだけではないの。女の人生そのものを締め付けている社会の象徴なのよ(ココ・シャネル)

20世紀初頭のヨーロッパで、女性の自立は夢物語でした。

ココ・シャネルは、孤児院で幼少期を過ごし、フランスの田舎町ムーランでお針子をしていました。

少女は、美しく着飾った上流階級の淑女たちが、窮屈なコルセットで体を締め付けられて、男性の装飾品のように従属している姿を見て、「使いきれないほどのお金を持っていても豊かな人生を送れるわけじゃない」ことに気づきました。

女性の自立を求めて、大人になった少女はこれまでの常識を打ち破るファッション・モードを発表することになります。

1916年、パリのオートクチュール・コレクションで発表されたドレスは、世の中に驚きを与えました。

コストの安さ、コルセットからの解放、シンプルな着心地の良さ、無駄のないデザイン。

働く女性のためのニューファッションは、シャネル・モードとして脚光を浴びることになったのです。

ココ・シャネル。

彼女の名前が「ブランド」として世の中に広まったのは、この時からです。

その後、生涯を通して富と名声を欲しいままに築いたココ・シャネルですが、人生の終着点を迎える直前に、こんなことを言っています。

There are people who have money and people who are rich.

世の中には、お金持ちの人と豊かな人がいるの

お金を多く持つ人が必ずしも豊かな人生を送っているわけではない、世間的に成功していると思われている人が必ずしも豊かな生き方をしているわけではない――波乱万丈な人生の中で彼女が知った「人生の真実」でした。

2.仕事の時間を幸せな時間に

2-1.豊かさとはなんなのか?

そもそもたくさんのお金を稼ぐことが「豊かな人生」なのでしょうか?

私はそうは思いません。冒頭でもお話しました通り、

私は、豊かさとは「幸せな時間の最大化」であると思っています。

それがどういうことなのか、少しお話しさせてください。

多くの人は、将来のためにと、たとえ意にそぐわない仕事であっても「我慢」して働き、お金を稼ごうとします。つまり、現在の幸せより、将来の幸せを選択しているわけです。

子どもの頃、イソップ寓話の「アリとキリギリス」の話をよく聞かされました。

キリギリスは今の幸せのために蓄えることもせず、毎日を楽しく過ごしていった。

アリは将来の幸せのために今を我慢して苦労して、蓄えていった。

冬が来て、キリギリスは蓄えていなかったので冬を越すことができず、アリは毎日頑張って蓄えたので冬を越すことができた――おおよそこのようなストーリーです。

私たちは、この寓話から教訓を学ぶわけです。

「将来のために今を我慢して努力することが大切だ」と。

だけど、私は疑問に思うんです。

本当にそうなのだろうか? 成功は「なる」ものだけど、幸福は「ある」ものなんじゃないか?

だから、今を幸せに過ごしながら同時に将来に備えることだってできるんじゃないか、と…

2-2.今を犠牲にする生き方

ここで私自身の体験をお話しします。

私はかつて、外資系生命保険会社でフルコミッション営業をやっていたことがあります。

自分で言うのも嫌味ですが、そこそこ優秀な営業マンで、多い時には副業も含めて月収で高級車を1台買えるほど稼いだこともあります。

(ビジョナリーコンサルタント 廣田祥司のプロフィールについて詳しくは、こちらをご覧ください)。

私はとにかく朝から深夜まで仕事に没頭していました。

一日24時間のうち、大げさでもなく、20時間働く日もありました。

仕事の延長線で毎晩のように銀座で飲んでいました。

お金で睡眠時間を買いたいくらいのつらい毎日でした。

当然、家族との時間もなく、趣味の時間もなく、ただ仕事をするだけの毎日です。

とにかくたくさん稼ぎたかったので、仕事中心の毎日は仕方ないと思っていました。

お金をたくさん稼いで「成功して豊かになる」と決意して上京したのですから。稼ぐことに躊躇はありませんでした。

そのために自分の時間を全部費やしても当然だと思っていました。起業してからもしばらく同じような生活でした。

そんな私が、自分の生き方に疑問を持ったある出来事がありました。

それは、共同創業者の「親友の死」です。

彼は、考え方が私と真逆で、お金を稼ぐことよりも世の中の困っている人のために人生に向き合いたいと思っていました。

そのために彼は35才を過ぎてから医者になることを目指し、仕事の傍ら独学で医学部に入る勉強をしていました。

ところがある日、そんな彼の身体に癌が見つかりました。

病院嫌いの彼は、体調が良くなくても、仕事と勉強に全力投球で病院に行かなかったせいで、すでに末期の状態にありました。

私が最後に彼と会ったのは、亡くなる数日前、病院にお見舞いに行った時でした。

その病室で目にした光景に、私はショックを受けました。

痩せ衰えて、生気が失われつつある彼のベッドサイドに、医学部受験のテキストが積まれていたのです。

彼は、迫りくる自分の死と直面しながらも、それでもまだ将来に向けて準備しようとしていました。

私は茫然としました。彼を励ましに行ったはずなのに、私の目から涙がこぼれるのを抑えきれませんでした。

数日後、親友が亡くなり、私は何度も繰り返しあの病室の光景を思い出しました。

そして、お金を稼ぐために今を犠牲にしている自分の人生を振り返りました。

いま現在を我慢して生きて、それでお金が稼げたとしても、将来の自分には何か残っているのだろうか?

自分が追い求めてきた豊かさとはいったいなんだったのだろうか…?

そして、「本当の豊かさ」について考えるようになりました。

2-3.今この瞬間を大切に生きる

私は今、心の底から思っています。

今この瞬間を大切に生き、幸せな時間を最大化することが大切だと。

つらい人生を歩んで最期の一瞬だけ幸せを感じるよりも、幸せな時間をなるべく多く過ごすことが「豊かな人生」なのではないでしょうか。

つまり、人生において睡眠時間の次に多くの時間を費やす仕事の時間を、いかに幸せな時間にして過ごしていけるか、そこで人生の豊かさが決まると考えます。

まとめ

自分の人生の大切な時間を、お金に変えるためだけの時間として切り売りするのではなく、今の仕事に心からの幸せを感じられるようにしましょう。

毎日たくさんの笑顔とたくさんの感謝とたくさんの夢で、心を幸せいっぱいにして生きていくことこそ、本当の豊かさ――豊かな人生であり成功です。

そのためには、

  • 好きなことを仕事にしましょう。
  • やりたいことをやりましょう。
  • 自分を自分らしく輝かせましょう。
  • 今の自分の人生を愛しましょう。
  • 今この瞬間を大切に生きましょう。

稼ぐために働くのではなく、好きなこと、得意なこと、世の中のためになることを仕事にして、その対価としてたくさん稼ぎましょう。

世の中のためになるミッションを持って、その実現のために仕事をしましょう。

ココ・シャネルは、最初は貧しさからの脱却のために仕事をしていました。

しかし、世の中の女性を自立させるというミッションを持ったことで、彼女の仕事は世の中の女性たちに希望の灯をともす「ブランド」になりました。

豊かさとは、お金をたくさん稼ぐことでもなく、物質的な成功だけを求めることでもなく、幸せな時間を最大化していくこと。

ココ・シャネルは、まさにこの考え方を体現して生きた人なのではないかと、私は思います。

自分らしく輝いて生きるために、本当の豊かさを身に付けたいものです。

「すべての人が自分らしく輝いて生きる幸福な世界を創造する」これが私のミッションです。

このミッションのために私は、起業家が経済的・時間的・精神的自由を手に入れるためにパーソナルブランディングで起業家を成功に導く活動をしています。

(パーソナルブランドとは?パーソナルブランディングの意味って?という方は、「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」をご覧ください)。

日本を元気にするために!


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