こんにちは!起業家をビジョン実現に導くビジョナリーコンサルタントの廣田祥司です。
あなたもセルフブランディングという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
もしくはこのページをご覧になっているということは、セルフブランディングに関心があるのかもしれません。
セルフブランディングという言葉の意味は、簡単にいうと、Self(自分)をBranding(ブランド化)することです。
セルフブランディングという言葉が認知され始めたのは、誰もがインターネットを活用できるようになって個人でもSNSやブログなどで情報発信できるようになってからです。
しかしながら、セルフブランディングについて、誤解されて使われている場面も多々みかけられます。
そこで今回は、「セルフブランディングとは | 意味からポイントまで」というテーマでお話したいと思います。
目次
1.セルフブランディングとは
先ほど「セルフブランディングとは、簡単にいうとSelf(自分)をBranding(ブランド化)すること」と説明しました。
では、もう少し詳しくセルフブランディングの定義を見ながら解説していきたいと思います。
1-1.セルフブランディングの定義
Wikipediaでは
セルフブランディング(せるふぶらんでぃんぐ、SelfBranding)とは、企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。
と定義されています。
また、Wikipediaでは
従来、パーソナルブランディングとセルフブランディングは同一の言葉のように使われてきた。しかし、ソーシャルメディアの台頭と共に、二つの言葉は異なる意味合いで語られることが多くなった。
企業が行う、「企業ブランディング」と、企業や組織に所属する個人が行う、組織の中の個としての「パーソナルブランディング」、企業や組織から切り離して、独立したものとして行うブランディングが「セルフブランディング」として分類されるようになった。
具体的な手法としては、ソーシャルメディアでの露出(Twitter・Facebook・ブログ・YouTube等)や、出版による権威付けが主に挙げられる。
ソーシャルメディアを使ったセルフブランディングは手軽で経費もかからない為、重宝されている。その反面、外部のシステムを用いる場合には、サービス提供者からIDや投稿を削除される場合がある。
一方、出版した場合は出版しているという事実そのものが「世間的に高く評価されやすい」。 実際、出版する場合は出版社とのコネと、ある程度の実績が必要なケースが多い。従って「出版していることが安心感や信頼感にそのまま直結しやすい。しかし実績や経験の浅いうちからの出版は、よほどのことがない限り困難とされる。
商業出版でなく自費で出版する「自費出版」でセルフブランディングを図るケースも存在する。現在は電子出版という形の出版方法が出現した事で、誰でも安価で出版によるセルフブランディングを行えるようになった。
と説明されています。
ずいぶん薄っぺらい説明で驚いてしまいますが(笑)、それだけセルフブランディングについて誤解されているということです。
そこで、セルフブランディングと似たような言葉として使われるパーソナルブランディングとの違いについて解説し、理解を深めていきたいと思います。
1-2.パーソナルブランディングとの違い
一般的には、パーソナルブランディングよりもセルフブランディングのほうが認知されているかもしれません。
実際にGoogleキーワードプランナーで調べてみると、パーソナルブランディングよりもセルフブランディングのほうが10倍ほどの月間平均検索ボリューム(1,000~10,000)となっています。
では、両者に違いはあるのでしょうか?
ここではセルフブランディングとパーソナルブランディングの違いについてお話していきます。
私は、起業家を持続的成長に導くビジョナリーコンサルタントとして、パーソナルブランディングを構築する方法を伝えているので、
「セルフブランディングとパーソナルブランディングってどう違うんですか?」とよく質問されます。
そこで、両者の違いを説明するために、「コーポレートブランド」について触れたいと思います。
コーポレートブランドとは、corporate(組織の)brand(ブランド)を意味します。
パーソナルブランドが個人のブランドであるのに対して、コーポレートブランドは組織のブランドを意味します。
このように、コーポレートブランドと使い分ける際にパーソナルブランドという表現のほうがわかりやすいでしょう。
セルフブランディングはどうでしょう?
企業は法人とも呼ばれますよね。法人とは、法律上で人格を認められ、法律行為を有効におこない、権利・義務の主体となりうる資格を与えられています。
したがって、セルフブランディングは、自分(個人)であっても自社(法人)であってもself(自らを)brandingすることを指すと考えて差し支えないでしょう。
しかしながら、Wikipediaでは、パーソナルブランディングとセルフブランディングの関係について下記の通り説明されています。
従来、パーソナルブランディングとセルフブランディングは同一の言葉のように使われてきた。しかし、ソーシャルメディアの台頭と共に、二つの言葉は異なる意味合いで語られることが多くなった。
企業が行う、「企業ブランディング」と、企業や組織に所属する個人が行う、組織の中の個としての「パーソナルブランディング」、企業や組織から切り離して、独立したものとして行うブランディングが「セルフブランディング」として分類されるようになった。
ブランディングの目的が異なる。セルフブランディングの目的は「認知度の獲得」に比重を置く。対して組織の中の個として行うパーソナルブランディングは、「所属組織のイメージ向上」を目的とする。
似ているようだが、セルフブランディングは背負うものが無いため過激な手段で認知度獲得を行うことも可能だ。短期間で認知獲得を行える可能性があるが、炎上するリスクも高くなる。
Wikipediaでは、「企業や組織から切り離して、独立したものとして行うブランディングがセルフブランディング」と定義されていますが…なんとも釈然としない説明です。
組織に所属しない個人でも個人事業主としてブランディングする際は組織と切っても切り離せない活動ですから、この定義には該当しないでしょう。
しかも、「似ているようだが、セルフブランディングは背負うものが無いため過激な手段で認知度獲得を行うことも可能」という説明はあまりに偏った解釈だと感じます。
ということで、結論としては、セルフブランディングとパーソナルブランディングを区別することにあまり意味はないというのが私の見解です。
私はビジネスにおいて個人と組織を区別して論じることが多いため、通常はセルフブランディングではなくパーソナルブランディングという言葉を使っています。
ちなみに、パーソナルブランドを「自分ブランド」と表現することもありますので、覚えておいてください。意味は同じです。
パーソナルブランドとは?パーソナルブランディングの意味って?という方は、こちらで詳しく解説していますので「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」をご覧ください。
あなたも感じたことがあるかもしれませんが、インターネットを見ていると残念な感じの痛々しい人を見かけますよね。^^;
成功者のフリをしてお金持ちアピールをして消えていく人たち…誰とは言いませんが(笑)
そのような人たちのセルフブランディングは、なぜ痛々しく滑稽に映るんでしょうか。そこらへんについてお話ししていきたいと思います。
2.痛いセルフブランディング
上述のセルフブランディングの定義のところで触れましたが、Wikipediaでも言及されているとおり、なぜかセルフブランディングにはネガティブなイメージを持たれている方が多いんです。
なぜそうなってしまうんでしょう?
それは、セルフブランディングでもパーソナルブランディングでもどちらでも痛々しくなってしまうポイントがあるからなんです。
2-1.痛いセルフブランディングの特徴
ここでは、なぜ痛いセルフブランディングのイメージになってしまうのかということにフォーカスしてお話します。
痛々しいセルフブランディングになっているケースを見ていると下記の共通点が見出せます。
痛いセルフブランディングの特徴
- 事実と異なる
- 誇張し過ぎる
- 共感できない
仮に事実であったとしても信ぴょう性に乏しく映ったり、その事実を伝える際に誇張しすぎているように見えたりすると、痛々しく見えてしまいます。
また、事実であり誇張しなかったとしても共感が得られない限り受け入れられることはなく、痛いセルフブランディングとして見られてしまいます。
とくに「共感できない」という部分が重要です。
ブログやSNSなどで共感が得られるポイントについては、「ブログをブランディングツールにする3つのポイント」で解説していますので、そちらをご覧ください。
このように、この3つの痛いセルフブランディングの特徴を回避するだけで、少なくとも痛々しいセルフブランディングとは思われないでしょう。
2-2.本当のセルフブランディングとは
私はパーソナルブランドコンサルタントとしても活動していますが、先ほどパーソナルブランディングとセルフブランディングの違いはないという見解を示しました。
したがって、痛いセルフブランディングではなく、本当のセルフブランディングとは何か、どう進めればよいのか、知りたいという方は、
パーソナルブランドについて詳しく解説した「パーソナルブランディングとは | 自分ブランド化戦略」を参考にしてください。
まとめ
これまで解説してきたとおり、セルフブランディングとパーソナルブランディングに違いはありません。
しかしながら、Wikipediaでも誤解されているように、セルフブランディングについてネガティブなイメージがあるのは、誤ったセルフブランディングが多く見られるからです。
誤った方法で自らをブランディングしてしまい、「痛いセルフブランディング」と思われるものには共通する特徴がありました。
痛いセルフブランディングの特徴
- 事実と異なる
- 誇張し過ぎる
- 共感できない
とくに、「共感できない」という部分は重要だと解説しました。
ここまで振り返って、では、どのように自分をブランディングしたら良いか?
知りたい方は、私のメールマガジンに登録いただくか、別のブログで詳しく解説しています。
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